2千人規模のグループ会社全体で、
心身の健康に取組んでいます。
グループ会社10社での「合同衛生委員会」の開催に尽力していただきました。
株式会社リンクアンドモチベーションは、グループ会社が全国に20社ほどあり、すべての従業員の合計は2千名を超える規模の会社です。人と組織のモチベーションを向上させるための組織体制づくりを行う経営コンサルタント会社の取組みをご紹介しましょう。
2017年の5月に東京本社が移転し、
ワンフロアにグループ会社が集まることになりました。
それを機に、衛生委員会や産業医契約を見直し、規模に合わせた運営を行う必要が出てきました。
そこで医療機関から紹介されたのが産業保健サービス(株)とのご縁ですね。
当時は、10社ほどのグループ会社全体で合同の衛生委員会を開催したいという要望があり、それを相談したところ、労働基準監督署への確認や運営方法など親身に相談に乗ってくれたのでとても助かりました。
また、人数が多くなることもあり、衛生委員会の運営方法などについても相談させていただきました。
最初は参加者全員が手探り状態だったので1回の会議に60分ほどかかっていたのですが、現在では平均して30分ほどで終わるようになっています。
丁寧で迅速な対応を行っていただけるので、とても頼りにしています。
産業保健サービス(株)とは、産業医契約の他にも外部相談窓口などもお願いしています。
2018年から厚生労働省が「心の健康づくり計画」を出していることもあり、弊社でもメンタルヘルスの取組みに力を入れているところです。
産業医の先生との面談も現状で毎回3名の枠でお願いしていますし、産業保健サービス(株)の外部相談窓口も利用しています。
最近では産業医面談の枠も満員になることが多くなりましたし、会社としての取組みは着実に社員の方に浸透していることを感じています。
また、外部相談窓口は完全匿名性なので、従業員にとっては安心して相談できる環境が整ってきていると思います。
今後は、休職者の復職プログラムである「リワークプログラム」の構築と、新任の管理職に対するメンタルヘルスの研修などを行っていきたいですね。特に「リワークプログラム」に関しては、規定作りをはじめ、産業保健サービス(株)と連携し一緒に構築したいと考えています。
さまざまな事例や知見をいただきながら、弊社に合うシステムを作れるよう努力していきたいですね。
合同衛生委員会の開催と外部相談窓口の開設が課題
産業医との契約や衛生委員会の活動は行っていたのですが、本社の移転に伴い、グループ各社での合同衛生委員会の開催が最大の課題でした。
また、社内で健康への相談窓口は設けていたのですが、外部相談窓口がなかったので開設したいと考えていました。
産業保健サービス(株)に相談したところ、迅速に動いてくださって、それらの課題を解決する方法をアドバイスしてくれました。現在では、10社合同での衛生委員会に、産業医と産業保健サービス(株)の方が同席してくださっているので、効率化にもつながっています。
外部相談窓口や外部保健室といった取組を提案
産業医面談は会社の枠組みの中で行っていることなので、利用頻度や利用人数は分かります。
けれど、外部相談窓口に関しては、メールなどで相談を受ける段階から完全匿名で行っているので、産業保健サービス(株)内部でも、どの会社の人がどの程度利用しているかは本人の開示がなければ把握できないようになっています。
だからこそ、安心して従業員が利用できるのではないでしょうか。
また最近では、産業医だけではなく保健師の方の直接面談できるようなサービスもご提案いただきました。
いわば「外部保健室」のようなカタチですね。
さらに、健診結果のデータ管理もお願いしており、人事労務の手間が省けています。
そういったことも含めて、さまざまな選択肢をご提案いただいています。
メンタルヘルスへの意識が向上しました
以前は産業医面談を希望する人はそれほど多くなかったのですが、産業保健サービス(株)にお願いするようになって確実に増えてきました。
特にメンタルヘルスに関する相談は増加しています。
管理職も部下の様子を見て「ちょっと心配なので面談を行ってくれませんか?」と相談してくる方が増えてきましたね。
合同衛生委員会での健康情報発信や、継続して行ってきた「労働時間マネジメント」がかなり浸透してきたように思います。
今後も、連携を密にして、さらに健康経営の質が向上する取組みを行っていきたいと考えています。